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バンコクでチップは必要?どんなときに渡したらいいの?相場も解説

海外へ出たときに困ることの一つに挙げられるのが、日本の習慣にはないチップ制度ですね。タイももともとはチップを渡す伝統はありませんでしたが、欧米からの観光客が多いことなどからチップ文化が生まれました。

今回はタイに訪れる前に知っておきたいお金の種類、チップを渡すべきシチュエーションと相場などをご紹介します。

タイ経済は年々成長しており、人件費も上がっている関係でチップの相場も少しずつ高くなってきているのが現状です。

※1バーツ=約3.3円

目次

タイのお金(紙幣)の種類

タイバーツ

タイのお金は硬貨と紙幣の2種類です。紙幣は金額ごとに色が異なります

一番高額な紙幣は1,000バーツ(約3,500円)。ほかに500バーツ(約1,750円)、100バーツ(約350円)、50バーツ(約175円)、20バーツ(約70円)の計5種類です。

赤、青、緑がチップ紙幣

中でもチップとして使用するのは赤色の100バーツ紙幣、青色の50バーツ紙幣、緑色の20バーツ紙幣の3種類です。

両替すると1,000バーツ紙幣で渡されることが多いです。でも屋台や小さい食堂、買い物、タクシーなどで支払おうとするとお釣りがないことがよく起こります

ホテル、コンビニ、レストランなどで支払うときには、高額紙幣を出して少額紙幣でお釣りをもらっておくことをおすすめします。

ホテルでのチップ相場

ホテル

チップが必要な場所の代表はホテルです。ホテルでの宿泊の際にチップが必要な場面は2パターンあります。

荷物を客室まで運んでくれるベルボーイには20バーツ(約70円)。フロントから客室までの案内係が別におり、部屋の設備説明などをしてくれた場合は別で20バーツ(約70円)。

清掃係へのチップ額はホテルのランクで決まる

ベッドメーキングなどをする客室清掃係のスタッフに渡すチップの相場は、宿泊するホテルのランクによって異なります

宿泊料でいうと1泊2,000バーツ(約7,000円)以下の場合、50バーツ(約175円)。1泊2,000〜6,000バーツ(約7,000~21,000円)の場合、50〜100バーツ(約175〜350円)。

1泊6,000バーツ(約21,000円)以上の場合、100バーツ(約350円)が相場です。

レストランは基本的にチップ不要

レストラン

タイの多くのレストランでは、テーブルでの会計が一般的です。食事後に支払いの意思を伝えるとテーブルに伝票をもってきてくれます。タイのレストランでは基本的にチップを支払う必要はありません

高級店はあらかじめサービス料も請求されている

屋台や食堂以外のレストランでは、お会計時に食事代金の10%がサービス料として上乗せされて請求されることが多いからです。

サービス料が含まれているかどうかを確かめるには、レシートに「Service 10%」という項目があるか調べます。

既に10%上乗せされているときは、提示された合計金額を支払うだけでよいのです。サービス料が入っていないレストランには、食事代金の10%ほどのチップを置いて帰るのがスマートです。

スパ、マッサージでのチップ相場

マッサージ

マッサージやスパのお店でサービスを受けた場合には、終わった後に担当してくれたマッサージ師にチップを渡すのが普通です。

チップの値段はマッサージ代金や時間などによって異なります。街中にあるマッサージ店だと、マッサージ代金は1時間250~300バーツ(約875~1,050円)というのが相場です。

1時間であれば50バーツ(約175円)もしくは20バーツ札2枚で40バーツ(約140円)のチップ、2時間で100バーツ(約350円)のチップです。

施術者に直接渡そう

マッサージが終わった後、担当のマッサージ師に直接チップを渡しましょう

私は、本当に心地よいマッサージをしてくれた際には100バーツ(約350円)渡すこともあれば、不快な気持ちになった際にはチップを渡さないこともあります。

ゴルフ場でのチップ相場

ゴルフ

タイを旅行や出張で訪れる男性の楽しみの1つ、ゴルフでもチップが必要になります。

タイでプレーする場合、1人につき1人キャディーさんが付いてくれます。ゴルフを盛り上げてくれたり、アドバイスしてくれたりなど、半日の補佐役です。一緒にコースを回った最後にチップを渡しましょう。

18番ホール終了後に直接キャディーに渡す

キャディーさんの中には熱心に仕事をしてくれる人もいれば、スマホをいじりながらのやる気のない人もいます。キャディーさんの質やゴルフ場料金を考えて、だいたい300~500バーツ(約1,050~1,750円)のチップを渡すようにしましょう。

お気に入りのキャディーさんを見つけて、次回も指名したい場合などは多めに渡しておくことをおすすめします。また、やる気が感じられない場合にはチップを減らしても良いです。

タクシーなど交通手段はチップ不要

タクシー

一般的にタクシーでは、メーター通りの金額を支払うのでチップを支払う必要はありません。

1の位の端数は、四捨五入して計算することが多いです。例えば、46バーツであれば50バーツ。43バーツであれば40バーツとなります。おおらかな国民性なので、端数まできっちり勘定しないことの方が多いです。

ただし、チップは気持ちです。私はドライバーさんが重い荷物を運んでくれたときなど、サービスが良いと感じたら少し多めに料金を渡すように心がけています。

チップとは異なりますが、空港からタクシーを利用するとメーター料金とは別に空港使用料50バーツ(約175円)を請求されます。高速度道路を利用した際には当然ですが、高速料金が加算されます。

まとめ~必要な場面は限定的

チップの相場やチップが必要になる場面は、訪れる国によって様々です。タイでチップが必要になるシチュエーションは限定的なので、チップの相場を覚えてバンコク・ステイを快適なものにしましょう。

高額紙幣が手もとにあるなら、チップ利用でよく使う100バーツ(約350円)、20バーツ(約70円)に両替しておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

タイ旅行でさまざまな都市をバックパックひとつで旅をする。プーケットにてスキューバダイビングのインストラクター資格を取得。バンコク在住歴は10年。

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