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バンコクでの移動方法を解説!交通機関(電車、バス、タクシー、トゥクトゥク、バイク)

タイ・バンコクで移動する手段には、主に電車、バス、タクシー、トゥクトゥク、船などがあります。移動日の天候や道路の混雑具合によって、交通手段を選ぶ必要があります。

雨季で激しく雨が降る日は、道路が大渋滞するので電車で行ける場所へは電車を利用する方が良いでしょう。行き先が駅から遠く、雨が降っている場合はタクシーを使うことになります。

今回は、タイでの交通手段と、その利用法について簡単にご紹介します。

※1バーツ=約3.5円

目次

バンコクの高架鉄道のBTS(スカイトレイン)

1回乗車ごとの切符

自動券売機と窓口での購入が可能です。自動券売機では小銭しか使えない場合があります。お札しか持ち合わせていない場合は、窓口で小銭に両替してから自動券売機で切符を購入しましょう。

1日乗車券(ワンデイ・パス)

140バーツ(約490円)で1日乗車券を購入することができます。同日内であれば、何度でも乗り降りできます。短期旅行で1~2日ほど、電車をメインで利用したい人におすすめです。自動券売機では販売していないので、窓口で購入しましょう。

チャージ式ICカード(ラビットカード)

ラビットカードは、SuicaやICOCAのようなチャージ式の交通系ICカードです。オレンジ色のカードを窓口で購入します。2019年2月15日からは、パスポートなどIDの登録が必要になりました。

初回のみカード発行手数料100バーツ(約350円)が必要です。その後は、100バーツ単位でのチャージが可能。

BTS電車だけでなく街中の店舗での買い物など、利用できる場所が増加中です。自動券売機では販売していないので、窓口で購入しましょう。チャージ場所も窓口です。

バンコクの地下鉄のMRT(メトロ)

バンコク市内を走る地下鉄MRTは、旅行者よりも地元一般客の利用が多い電車です。インスタ映えで有名なナイトマーケット「タラート・ロット・ファイ・ラチャダー」に行くにはこの電車を利用します。

窓口もしくは自動券売機で、黒いコイン型のトークン(IC乗車券)を購入します。初乗りは16バーツ(約56円)です。乗車後は、改札にトークンを入れると回収されます。

チャージ式IC乗車券(ストアード・バリュー・カード)

SuicaやPasmoのようなチャージ式のIC乗車券です。購入時には、発行手数料30バーツ、デポジット50バーツ、初回チャージ100バーツの合計180バーツ(約630円)が必要です。

定期乗車券

地下鉄の乗り放題の乗車券です。1日券120バーツ(約420円)、3日券230バーツB(約800円)、30日券1,400バーツ(約4,900円)があります。

MRTは1回の乗車運賃が安いので、短期旅行の場合は1回ごとに切符を購入することをおすすめします。定期乗車券は窓口でのみ販売しています。

バンコクの公共タクシーとグラブタクシー

公共タクシー

タイの公共タクシーは、黄色、ピンク、緑、青など色鮮やかです。運賃は初乗り1キロ35バーツ(約122円)と格安。

タクシーでぼったくられないようにするには、乗る時に「メーター」と伝えましょう。メーター会計を渋る運転手のタクシーには、乗車しないことをおすすめします。

初めから態度が悪い運転手は乗車中に無茶を言ったり、運転が荒かったりと後々で揉める場合が多いです。タクシーを拾ったら、乗り込む前に目的地を伝えましょう。タイの運転手は、目的地によって乗車拒否することもあります。

タクシーに乗車する際は、100バーツ札が手持ちにあるかを確認しましょう。1,000バーツ札では、ドライバーがお釣りを持っていない場合が多いです。また、日本とは違い、車の扉は自分で開け閉めしなければなりません。

ライドシェアアプリ(Grabタクシー)

東南アジアで普及している「Grab(グラブ)」という配車アプリが便利で安全です。GrabはUberのように、タクシーだけではなく一般のドライバーを呼ぶこともできます。目的地はアプリ内の地図で設定するので、伝え方を心配しなくても大丈夫です。

アプリ内で目的地を選ぶと値段が表示されます。値段は通常のタクシーよりも少し高めですが、呼んだ場所まで迎えに来てくれます

表示された金額で納得したら「Book」を押してドライバーを探します。ドライバーと利用者がマッチすると、アプリ内でドライバーの顔写真やナンバープレートの番号、迎えに来るまでの時間、ドライバーの現在地などが表示されます。

ドライバーが来たら、乗車して目的地まで送ってもらいます。目的地に着いたら、アプリで到着を登録し、ドライバーの評価を行います。

料金はアプリ内で表示された金額を支払いましょう。支払い方法は、事前に登録してあるクレジットカードでの引き落としと、現金払いの2種類です。

バンコクの水上バス

チャオプラヤー川の水上バス(チャオプラヤー・エクスプレス)

BTSサパーンタクシン駅から、船でチャオプラヤー川沿いの寺院ワットポー、ワットアルンなどに行くことができる交通手段です。旅行客用のツーリスト・ボートと、一般客用のエクスプレス・ボートに分かれているので注意が必要です。

エクスプレス・ボートは1回乗船で一律14バーツ(約49円)、ツーリスト・ボートは1回乗船で一律40バーツ(約140円)です。ツーリスト・ボートは割高ですが、船内のアナウンスなどがタイ語ではなく英語なので、旅行者におすすめです。

センセープ川の水上バス(センセープ運河エクスプレス・ボート)

バンコク市内のセンセープ運河を行き来するボートです。道路渋滞の多いバンコクでは、渋滞中でも速く移動できて値段も安い水上バスが、庶民の足として人気です。住んでいる場所によっては、通勤手段として利用している人もいます。

チケットは、ボートに乗船してから目的地に応じて支払います。初乗り1駅10バーツ(約35円)~です。ただし、センセープ運河は生活汚水に汚染されているので、不衛生な場所が苦手な方にはおすすめしません。異国情緒はかなり味わえます。

バンコクのバス

バスは、王宮周辺やカオサンロード周辺エリアなど、電車が走っていない場所への移動に便利です。

バンコクのバスにはエアコン付きとエアコンなしの2種類あり、値段が異なります。エアコン付きの場合、初乗り10バーツ(約35円)~、距離によって変動あり。エアコンなしの場合、無料、6.5バーツ(約23円)、9バーツ(約31円)の3パターンあります。

行先についてはバスの先頭に書いてある数字で目的地まで行くバスかどうか確認しましょう。数字だけでは不安な場合は、運転手や周りの人に確認しましょう。路線図はバンコク市内の書店などで、気軽に購入可能です。

お金の支払い方は、乗車後に集金のスタッフが回ってくるので行先を告げて言われた金額を支払いましょう。その際、渡される半券は支払ったという証拠になるので、降りるまで大切に保管しておきましょう。

乗車時には、バス停でバスを待ち乗りたい数字のバスが来たら、手をあげるなど乗る意思を運転手に伝えます。降車時は、目的地の近くになったらボタンを押して降りる意思を運転手に伝えましょう。

路線バスに乗ることができると、同じ距離を移動する場合タクシーよりもかなり安い値段で利用することができます。

バンコクのバイクタクシー

バイクタクシーは、近くまで行きたいけれど道が渋滞していたり、電車が走っていない地域だったりする場合に便利です。電車の1~2駅程度の移動時におすすめです。

オレンジ色のベストを着ているのがバイクタクシーの運転手で、運転手の後ろに乗って目的地まで送ってもらいます。

初乗り料金はおよそ15バーツ~。目的に早く到着できる分、タクシーよりも割高料金です。事故に遭うリスクもあるので、急いでいる場合以外はおすすめしません。

また、2018年頃からは、バイク乗車時のヘルメット着用の取り締まりが厳しくなっていて、清潔ではなさそうなヘルメットを被らされることもあります。

バンコクのトゥクトゥク

タイに旅行に来たら一度は乗っておきたい乗り物の一つです。料金は同じ移動距離で比べてみると、タクシーよりもかなり高めです。

5名程度まで乗車できるので、大人数で楽しく移動するのには便利です。ただし、暑いタイでクーラーのないオープンなトゥクトゥクに長時間乗車すると体力を消耗します。

また、渋滞が起きていると排気ガスをたくさん吸い込むことにもなります。そのため、近距離移動時もしくは渋滞が起きていない夜などに利用することをおすすめします。

まとめ

バンコク市内でよく利用されている交通手段をご紹介しました。目的地やその日の都合によって、移動手段を賢く使い分けてみてください。

たくさんお土産を購入したらタクシーで移動するのが便利ですし、荷物が軽くて目的地が駅から近い場合には電車が便利です。運賃も日本と比べれば安いので、無理せずに疲れたらタクシーに乗車するなど、旅を便利に楽しみましょう。

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この記事を書いた人

タイ旅行でさまざまな都市をバックパックひとつで旅をする。プーケットにてスキューバダイビングのインストラクター資格を取得。バンコク在住歴は10年。

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