MENU

タイのビザの種類は?ビザの種類と取得方法を解説

日本のパスポートは世界最強と言われており、世界190カ国以上(2018年10月時点)でビザを取得しなくても渡航することができます。タイも観光目的で30日以内の滞在であれば、パスポートのみで入国することが可能です。

ただし、タイで働きたい、30日以上観光したい、留学したいという方たちはビザを取得する必要があります。主なビザは4パターンありますので、それぞれのビザ取得方法や目的をご紹介します。

目次

タイの30日以内の観光目的の滞在はビザ不要

買い物

ほとんどの旅行者がこちらに該当しますが、30日以内の観光を目的とした滞在の場合、ビザ(査証)を取得する必要はありません。ただし、以下の通り条件があります。

  • 目的が観光であること
  • 空路入国は30日以内、陸路・海路入国は15日以内の滞在であること
  • パスポートの有効期間が6カ月以上であること
  • 入国時にタイから出国する(往路)予約済み航空券を持っていること
  • 入国時に一人当たり現金10,000バーツ(約35,000円)、一家族当たり現金20,000バーツ(約70,000円)以上を所持していること

タイでは軍によるクーデター後、不法に滞在する外国人の取り締まりが厳しくなっています。

そのため、往路の航空券がない場合には、入国を認めてもらえないケースもあるので、往路の航空券のEチケットなどもすぐに見せられるように準備しておくことをお勧めします。

また、タイではビザ申請に必要な書類がその都度変更されたり追加されたりすることがよくあります。必要書類は、大使館に直接問い合わせることをおすすめします。

タイのツーリストビザは2種類

仏像

30日以上、観光目的で滞在予定の方は「ツーリストビザ」が必要となります。ツーリストビザは滞在予定期間によって2種類あり、日本のタイ大使館や、タイ周辺国のタイ大使館で必要書類を提出して取得することができます。

取得申請時に、タイへ渡航用の航空券を予約していることが条件です。

シングルツーリストビザ

日本の大使館の場合、申請料金は4,500円。有効期間は3カ月で、1回の入国で滞在可能日数は60日です。滞在許可スタンプを60日分を押してもらうと、その時点から60日間の滞在が可能です。

また、タイのイミグレーション(入国管理局)に行き延長申請を許可されれば、さらに30日間の延長が認められます。

最大180日間の滞在が認められますが、1回の入国で滞在可能なのは60日間なので、180日の滞在中に周辺国などへ2回出国して入国し直す必要があります。

マルチプルツーリストビザ(6カ月)

日本の大使館の場合、申請料金は22,000円。60日滞在するごとに、タイを出国する条件で何回でも使える入国許可証です。シングルツーリストビザと比べて提出書類が多いので、取得が難しいです。

有効期間は6カ月ですが、滞在許可スタンプ60日分と、延長申請許可で30日間の延長が可能です。最大300日滞在が認められますが、1回の入国で滞在可能なのは60日間なので、300日の間に4回出国する必要があります。

タイ留学などは教育ビザ(Education Visa)

デスク

留学やスタディツアー、セミナーや会議、インターンシップ(教育機関のプログラム)などへの参加に必要なビザです。教育ビザは、タイ国で認められたタイ語学校でしか発行できません

シングルエントリー

有効期間は3カ月間、1回の入国で最大90日以内の滞在が許可されます。延長許可申請はタイのイミグレーション(入国管理局)で行うことが可能です。日本での申請料金は9,000円かかります。

マルチプルエントリー

有効期間は1年、タイ入国時から1年6カ月以上のパスポートの残存期間が必要です。1回の入国で90日の滞在が可能で、1年間の間に4回出国する必要があります。日本での申請料金は22,000円です。

タイの就労者ビザ、就労者家族ビザ

名刺

タイで就労するためには、就労ビザ(Non-Immigrant B)が必要です。シングルとマルチがありますが、タイでの就労を前提とする方はシングルビザを申請しましょう。

シングル就労ビザ (Non-Immigrant B)

有効期間は3カ月、申請料金は9,000円です。タイのイミグレーションで、有効期間の90日以内に延長することで、以降は1年ごとの延長手続となります。

また、タイで働くためには就労ビザの他に、労働許可証(ワークパーミット)を取得することが必須です。

就労者家族ビザ

有効期間は3カ月、申請料金は9,000円です。タイで正規就労する外国人の配偶者、もしくは扶養家族が取得するビザです。

就労ビザ同様、有効期間の90日以内にタイのイミグレーションで延長許可を行うことで、以降は1年ごとの延長となります。

タイの満50歳以上対象の条件付きロングステイビザ

手

満50歳以上の方で、仕事目的以外で長期的にタイに滞在を希望する方に必要なビザですが、下記の条件を満たす必要があります。

有効期間は1年間で、1回の入国は90日以内の滞在となるので、1年間に4回出国する必要があります。日本での申請料金は22,000円です。

条件

  • ビザ申請時に満50歳以上であること
  • タイ国の入国禁止者リストに記録されていないこと
  • 日本での犯罪歴がないこと
  • タイで就労しないこと
  • ハンセン病、結核、麻薬中毒、象皮病、第三期梅毒でないこと
  • パスポートの残存期間が1年6カ月以上あること

タイの再入国にはリエントリービザが必要

飛行機

リエントリーパーミットとは

ビザの種類に関わらず、ビザの有効期間内にタイ国外に出国する前には「リエントリーパーミット(再入国許可)」を取得する必要があります。

こちらを取得せずにタイ国外に出た場合、せっかく取得したビザが使用済みとなり、再取得しないといけなくなります。

取得場所

リエントリーパーミットは、イミグレーションもしくは、空港で申請することができます。

料金

1回ごとに申請が必要なシングル1,000バーツ(約3,500円)と、取得してから持っているビザ満了時期まで有効なマルチプル3,800バーツ(約13,300円)の2種類ありますが、1年間に4回以上国外に出る可能性がある方は、マルチプルの取得をお勧めします。

まとめ

今回ご紹介したように、タイに滞在する目的や属性、年齢ごとに取得するべきビザや、ビザの種類によって取得の難易度が異なります。教育ビザや就労ビザなどは、学校や勤務先からの書類が必要となる場合があります。

入国しているビザと、実際にタイ国内で行っている活動が異なると最悪の場合は強制送還となり、タイに再入国できなくなることもあるので、しっかりと確認した上でビザ取得を進めてくださいね。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

タイ旅行でさまざまな都市をバックパックひとつで旅をする。プーケットにてスキューバダイビングのインストラクター資格を取得。バンコク在住歴は10年。

目次